20世紀前半〜中頃のハマーズレイ製。
脚付きのアンピール様式(エンパイアスタイル)を想わせる1客です。古くはマイセンやウィーン等で見られた風情の作風ですが、20世紀に入ってからのリバイバル的な作例で、同窯の作風とは異なるイメージなのも非常に興味深いです。
ハンドルの上部にはグリフィンが乗っています。
滑らかな磁胎に厚く施された金彩。昨今人気のロープモチーフの装飾も見られますね。
使用された形跡も無く、特筆すべき欠点はありません。
■サイズ
カップ 直径約77mm 高さ約82mm(ハンドル含まず)
ソーサー 直径約148mm
※満水約160ml、適量としましては120ml程でしょうか。