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エルボーゲン■金彩 上絵付 ビーダーマイヤー カップ&ソーサー
¥128,000
1830年代頃のボヘミア・エルボーゲン製、カップ&ソーサーです。 上質な金彩と緑色の細やかな上絵付が施されています。 同窯の詳細について下記リンク先に解説しております。よろしければご覧ください。 https://note.com/ryoantiquecups/n/n18de67eec1f6 ボヘミアを代表する銘窯のひとつであるエルボーゲン社は1815年、ウィーン窯の白磁を専門に製造する工場として設立されます。 当初はウィーン窯の支社としての機能を予定していたものの、同窯の逼迫する財政状況によって、残念ながらその役割を担うことはありませんでした。 シンプルながら精緻な絵付。磨き金の状態も素晴らしく200年を経た品とは思えない素晴らしい状態で伝世しています。 もちろん特筆すべき欠点はありません。 カップには染付、ソーサーには刻印によるマークが入れられているのは資料的な視点からも貴重と思います。 ■サイズ カップ 直径約80mm 高さ約85mm(ハンドル含まず) ソーサー 直径約141mm 満水約180ml、適量としましては130-140ml程でしょうか。
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KPM■18世紀 花絵 上絵付 カップ&ソーサー
¥158,000
1780年頃のKPM製、カップ&ソーサーです。 先日訪独時の買付品です。 この上なく巧みな花絵が施されています。個人的にも非常に思い入れのある一客です。 マイセンに遅れること約40年。1751年にヴェゲリーによってベルリン窯が開かれます。 1763年にはフリードリヒ大王に買収される形で、Königliche Porzellan-Manufaktur Berlin=ベルリン王立磁器製造所(KPMベルリン)が誕生します。 この品が製作された1780年頃は、KPMベルリン誕生後約20年を経た頃。マイセンはマルコリーニ指揮下、ウィーンはゾルゲンタール下に差し掛かる頃ですね。 艶やかな美しい磁胎に、マイセンともウィーンとも異なるタッチで丹精を込めて描かれた美しいブーケ。鮮やかかつ奥行のある色合いは、18世紀の同窯ならではです。 微かなスレ、カップ畳付に微かなザラつきは見られますが、特筆すべき欠点はありません。約250年を経過している品とは思えない奇跡的な状態です。 *同窯による装飾であることを示す、所謂オーブマークが入れられるのは1832年頃以降です。 *アンティーク・ヴィンテージ品は、現行品には見られない灰飛びや微かな歪みなどが見られる場合があります。それら特性をご理解頂いた上でお買い求め下さい。 ■サイズ カップ 直径約80mm 高さ約47mm ソーサー 直径約131mm 満水約120ml、適量としましては90ml程でしょうか。
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初期ジノリ■赤鶏柳図 カップ&ソーサー
¥158,000
18世紀中頃の初期ジノリ。カップ&ソーサーです。 赤鶏と柳、太湖石が巧みに描かれています。この意匠が元となったレッドコックシリーズは、近代まで残り続けた同窯を代表する意匠のひとつです。 磁質も非常にしっかりとしており、当時のジノリの技術力の高さが窺えますね。 二百数十年の時を経たとは思えない奇跡的なコンディションで伝世しています。ヒビやカケ等は無く、特筆すべき欠点の無い大変美しい状態です。 ■サイズ カップ 直径約60mm 高さ約70mm ソーサー 直径約130mm 満水約150ml、適量としましては100ml程でしょうか。
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ウィーン■ビーダーマイヤー 上絵付 花絵 カップ&ソーサー
¥148,000
1820年代頃のKaiserliche Porzellan Manufaktur Wien (ウィーン窯)製。カップ&ソーサーです。 少し青みがかった釉が施されたリトロン型のカップに、切り立った深めのソーサー。如何にも同窯らしい風情ですね。 色調豊かな花絵は、同窯のペインターである Karl Radlmacher によって施されています。巻かれた青帯も爽やかな印象を与えています。 カップの轆轤師は Mathias Schwaiger 白磁焼成は1822年頃 ソーサーの轆轤師は Ferd Giebner 白磁焼成は1829年頃 微かなスレは見られますが、特筆すべき欠点はありません。 ■サイズ カップ 直径約63mm 高さ約60mm ソーサー 直径約133mm 満水約130ml、適量としましては100ml程でしょうか。
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シュラッゲンヴァルド■グリーン地 盛金 花卉紋 カップ&ソーサー
¥220,000
1830-47年頃のシュラッゲンヴァルド製、カップ&ソーサーです。 モールド入りの美しい磁胎には、爽やかなグリーン地、盛り上がりを見せる上質な金彩が施されています。花々はくっきりと力強いタッチで描かれており、非常に迫力があります。ウィーン窯の影響も色濃く感じられますね。 シュラッゲンヴァルド窯は1792年に開窯します。その後Johann Georg Lippert と Wenzel Haas による経営となり、マイセン窯の職人とのつながりを通じて知識を習得し、非常に高い技術を発揮するに至ります。1835年と1839年にウィーンで開催された貿易製品展示会で賞を受賞しています。 こちらの品は1830-47年頃の品(刻印の"838"より1838年製と推察できます。)で、まさに同窯の高い技術がしっかりと発揮されており、それらを存分に楽しめる一客と思います。 僅かに金彩のスレは見られますが、特筆すべき欠点は無く、200年近く経過したとは思えない美しい状態です。 ※アンティーク・ヴィンテージ品は、現行品には見られない灰飛びや微かな歪みなどが見られる場合があります。それら特性をご理解頂いた上でお買い求め下さい。 ■サイズ カップ 直径約108mm 高さ約52mm ソーサー 直径約148mm 満水約190ml、適量としましては120ml程でしょうか。
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ニンフェンブルグ■上絵付 花絵 カップ&ソーサー
¥128,000
1760-90年頃製と見られるニンフェンブルグ製、カップ&ソーサーです。 艶やかで美しい磁胎に繊細な色遣いで描かれた可憐な花絵が施されています。 深く大きめのソーサーに小さめのカップ。茶が貴重だった時代を偲ばせる一客と思います。 この時代ならでは顔料の色合いもとても魅力的ですね。 ニンフェンブルグ窯は1747年に創業し、ドイツ七窯の一つに数えられ、マイセンやウィーンなどの影響を受けながら個性的な品々を生み出していきます。 初期のニンフェンブルグは大変希少です。さらには無傷完品に出会える機会はそうそう無いかと思います。ぜひこの機会に。 特筆すべき欠点は無く、艶やかな美しい状態です。 250年ほどの年月を経たとは思えない奇跡的な状態で伝世しています。 ※アンティーク・ヴィンテージ品は、現行品には見られない灰飛びや微かな歪みなどが見られる場合があります。それら特性をご理解頂いた上でお買い求め下さい。 ■サイズ カップ 直径約77mm 高さ約42mm ソーサー 直径約140mm 満水約120ml、適量としましては80ml程でしょうか。