-
マイセン■花絵 上絵付 カップ&ソーサー
¥128,000
1820年頃のマイセン製、カップ&ソーサーです。 かっちりと焼成された、端正なリトロン型の磁胎には、同窯様式の巧みな花絵が施されています。 こちらの品の特筆すべき点は、マルコリーニ期が終焉した直後の時期に製作された作品であることがはっきりと示されているところにあると思います。 花絵はマルコリーニ期の描き方を踏襲しながらも、後に定番化される花絵の作品群を彷彿とさせる、ある種整然とした、小慣れた風情も感じられます。しかし、一筆一筆、無駄はなく、丹精を込めて描かれたブーケには、ボタン剣時代以降の作品群とは一線を画した魅力が感じられると思います。 また、状態もこの上なく、ミントコンディションといっても過言ではないかと思います。 貴重な一客をぜひ、この機会に。 ■サイズ カップ 直径約63mm 高さ約62mm ソーサー 直径約132mm 満水160ml強、適量としましては130-40ml程でしょうか。
-
エルボーゲン■金彩 上絵付 ビーダーマイヤー カップ&ソーサー
¥128,000
1830年代頃のボヘミア・エルボーゲン製、カップ&ソーサーです。 上質な金彩と緑色の細やかな上絵付が施されています。 同窯の詳細について下記リンク先に解説しております。よろしければご覧ください。 https://note.com/ryoantiquecups/n/n18de67eec1f6 ボヘミアを代表する銘窯のひとつであるエルボーゲン社は1815年、ウィーン窯の白磁を専門に製造する工場として設立されます。 当初はウィーン窯の支社としての機能を予定していたものの、同窯の逼迫する財政状況によって、残念ながらその役割を担うことはありませんでした。 シンプルながら精緻な絵付。磨き金の状態も素晴らしく200年を経た品とは思えない素晴らしい状態で伝世しています。 もちろん特筆すべき欠点はありません。 カップには染付、ソーサーには刻印によるマークが入れられているのは資料的な視点からも貴重と思います。 ■サイズ カップ 直径約80mm 高さ約85mm(ハンドル含まず) ソーサー 直径約141mm 満水約180ml、適量としましては130-140ml程でしょうか。
-
KPM■18世紀 花絵 上絵付 カップ&ソーサー
¥158,000
1780年頃のKPM製、カップ&ソーサーです。 先日訪独時の買付品です。 この上なく巧みな花絵が施されています。個人的にも非常に思い入れのある一客です。 マイセンに遅れること約40年。1751年にヴェゲリーによってベルリン窯が開かれます。 1763年にはフリードリヒ大王に買収される形で、Königliche Porzellan-Manufaktur Berlin=ベルリン王立磁器製造所(KPMベルリン)が誕生します。 この品が製作された1780年頃は、KPMベルリン誕生後約20年を経た頃。マイセンはマルコリーニ指揮下、ウィーンはゾルゲンタール下に差し掛かる頃ですね。 艶やかな美しい磁胎に、マイセンともウィーンとも異なるタッチで丹精を込めて描かれた美しいブーケ。鮮やかかつ奥行のある色合いは、18世紀の同窯ならではです。 微かなスレ、カップ畳付に微かなザラつきは見られますが、特筆すべき欠点はありません。約250年を経過している品とは思えない奇跡的な状態です。 *同窯による装飾であることを示す、所謂オーブマークが入れられるのは1832年頃以降です。 *アンティーク・ヴィンテージ品は、現行品には見られない灰飛びや微かな歪みなどが見られる場合があります。それら特性をご理解頂いた上でお買い求め下さい。 ■サイズ カップ 直径約80mm 高さ約47mm ソーサー 直径約131mm 満水約120ml、適量としましては90ml程でしょうか。
-
ウィーン■ビーダーマイヤー 上絵付 花絵 カップ&ソーサー
¥148,000
1820年代頃のKaiserliche Porzellan Manufaktur Wien (ウィーン窯)製。カップ&ソーサーです。 少し青みがかった釉が施されたリトロン型のカップに、切り立った深めのソーサー。如何にも同窯らしい風情ですね。 色調豊かな花絵は、同窯のペインターである Karl Radlmacher によって施されています。巻かれた青帯も爽やかな印象を与えています。 カップの轆轤師は Mathias Schwaiger 白磁焼成は1822年頃 ソーサーの轆轤師は Ferd Giebner 白磁焼成は1829年頃 微かなスレは見られますが、特筆すべき欠点はありません。 ■サイズ カップ 直径約63mm 高さ約60mm ソーサー 直径約133mm 満水約130ml、適量としましては100ml程でしょうか。