1806-24年頃のルードヴィヒスブルグ製、カップ&ソーサーです。
ルードヴィヒスブルグ窯はドイツ7大窯のひとつに数えられます。1758年に開窯し、1824年に閉窯した稼働期間が非常に短い窯です。本品は大変希少な一客と思います。
瑞々しい色遣いの薔薇絵が描かれています。透明感のある白く滑らかな磁胎からも、同窯の技術力の高さが窺えますね。
特筆すべき欠点の無い大変美しい状態です。
10,11枚目の画像に示しておりますように、ソーサーに窯傷があったようですが、上からしっかり金彩を施され、正規品として世に出されています。年代を考えると自然なことかと思います。
補足として追記いたします。ルードヴィヒスブルグ窯は先の説明の通り、1758〜1824年と短命の窯ですが、1948〜2016年の間に"別組織"として再興しています。製作された品についても、それぞれ別尺度で捉えらる場面が多いです。
■サイズ
カップ 直径約65mm 高さ約65mm
ソーサー 直径約125mm
満水約120ml、適量としましては90-100ml程でしょうか。